マーケットの話題

今日の株式見通し
小動きか 米国が休場で材料難
2024/11/29 07:24
 東京市場は小動きか。米国株は感謝祭で休場。欧州株は主要市場の英独仏がそろって上昇した。ドル円は足元151円50銭近辺で推移している。夜間の先物は日中終値比80円安の38300円で取引を終えた。

 材料難の中で方向感に欠ける動きが続くだろう。今週の日経平均は「トランプ・リスク」を警戒して26日、27日に大きく下げたかと思えば、きのうは東京エレクトロン<8035.T>が急伸して3桁高となっており、強気にも弱気にも傾きづらい。薄商いが予想されるため、取引時間中は振れ幅が大きくなる場面があるかもしれない。しかし、極端な動きが出てくれば修正が入り、前日終値近辺で終了すると予想する。日経平均の予想レンジは38050円-38550円。
2024/11/29 07:35
指標 現値 前日比 騰落率 始値 高値 安値
NYダウ 44,722.06 -138.25 -0.31% 44,837.75 45,003.06 44,690.23
S&P500 5,998.74 -22.89 -0.38% 6,014.11 6,020.16 5,984.87
ナスダック総合 19,060.48 -115.10 -0.60% 19,132.99 19,133.11 18,937.20
CME225先物 37,810 -290 -0.76% 38,345 38,440 37,645
FT100(英) 8,281.22 +6.47 +0.07% 8,281.22 8,281.22 8,281.22
DAX(独) 19,425.73 +163.98 +0.85% 19,366.72 19,437.57 19,346.59
ドル/円 151.12 -1.96 -1.28% 153.08 153.23 150.46
日経平均(日足)
明日の戦略
意外高で38000円台をキープ、反動がなければ下値不安は和らぐ
2024/11/28 16:24
 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1179/値下がり405。半導体株では東京エレクトロン、コクサイエレのほか、SCREENやソシオネクストが大幅上昇。前日売り出しを発表して急落したサンリオが商いを伴って買いを集めた。12.8%高と急騰したT&Dは、IR説明会の内容が評価されたもよう。決算を材料にカシオが急伸した。

 一方、アドバンテストのほか、レーザーテックやディスコが下落。主力どころでは、川崎重工やフジクラが弱かった。東京メトロが商いを伴って3%安。証券会社がレーティングを引き下げたリコーが大幅に下落した。民事再生手続きの申し立てを発表した日本電解は売りが殺到してストップ安比例配分となった。

 本日、グロース市場に新規上場したククレブ・アドバイザーズは、高い初値をつけたものの、終値は初値を下回り安値引けとなった。

 日経平均は大幅高。東京エレクトロンが全体の押し目買い機運を高めるのに一役買った。ただ、同じ半導体株でも買われるものとそうでないものの濃淡がかなりついた。本日の米国は感謝祭により休場で、あすは材料難となる。それを見越してきょうは値幅が出た銘柄にひとまず乗る動きが活発になった可能性もあるだけに、大幅高となった銘柄のあすの値動きには注意を払う必要がある。一転して売られる銘柄が多いようなら、きょうは単なるマネーゲームであったと解釈される。

 きょう大幅安になってしまうとチャートが崩れることでセンチメントが大きく悪化するリスクがあっただけに、プラスで終えられたことはポジティブ。終値(38349円)では節目の38000円や75日線(38164円、28日時点)を上回った。業種別で全33業種がプラスとなったことは、底打ちへの期待を高める。円高は引き続き警戒材料ではあるものの、きょうの反動があす出てこなければ、38000円割れは買い場との見方が強まり、下値が固くなってくるだろう。
後場概況
日経平均は3日ぶり反発 コクサイエレが一時ストップ高
2024/11/28 15:51
 28日の日経平均は3日ぶり反発。終値は214円高の38349円。米国株安と円高進行を受けて、3桁安スタート。開始直後には下げ幅を300円超に広げた。しかし、東京時間で円高に一服感が出てきたことから、早々に下げ止まって反転した。10時台には米国の中国に対する半導体規制が想定されたほど厳しいものにはならないといったニュースが伝わり、東京エレクトロン<8035.T>が急伸。指数も同じタイミングでプラス転換し、上げ幅を3桁に広げた。そこからしばらく強い基調が続き、上げ幅を300円超に拡大。13時台半ばに節目の38500円に接近したところでは上値が重くなったものの、200円を超える上昇で取引を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で4兆1700億円。業種別では全33業種が上昇。その他製品、水産・農林、食料品などが強い上昇となった一方、精密機器、不動産、サービスなどが小幅な上昇にとどまった。6.7%高となった東京エレクトロンに刺激されて半導体株の値動きが大きくなっており、KOKUSAI ELECTRIC<6525.T>が12.6%高と急騰。ストップ高まで買われる場面もあった。半面、半導体株が全面高となったわけではなく、アドバンテスト<6857.T>は3.5%安と大幅に下落した。
前場概況
日経平均は3日ぶり反発 東京エレクトロンが急騰
2024/11/28 11:41
 28日の日経平均は3日ぶり反発。前引けは160円高の38295円。米国株安と円高進行を受けて、3桁下落スタート。開始直後には下げ幅を300円超に広げた。ただ、東京時間では円高が一服してやや円安に傾斜したことから、安値は早い時間につけた。37800円台で切り返して38000円台を回復した後、しばらくもみ合ったが、10時台後半にプラス転換すると、一転上げ幅を200円超に拡大。米国の中国に対する半導体規制が、想定されたほど厳しいものにはならないといったニュースが伝わったことで東京エレクトロン<8035.T>が急騰しており、指数もそれに呼応して水準を切り上げた。高くなったところでは戻り売りも出てきたが、3桁の上昇で前場を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で2兆1600億円。業種別では鉱業、水産・農林、電気・ガスなどの動きが良い。下落は精密機器、サービス、非鉄金属の3業種のみとなっている。上昇が目立った東京エレクトロンは前引けでは6.5%高。1銘柄で日経平均を約141円押し上げた。半面、民事再生手続きの申し立てを発表した日本電解<5759.T>がストップ安売り気配となっている。
市場スケジュール
10月失業率(8:30)
10月有効求人倍率(8:30)
11月東京都区部消費者物価指数(CPI)(8:30)
10月鉱工業生産指数(8:50)
10月商業動態統計(8:50)
11月消費動向調査(14:00)
2年国債入札
《決算発表》
ラクーンHD、東和フード、トリケミカル、キタック、幸和製作
米ブラックフライデー
プレミアム銘柄の最新情報
大きく動いた銘柄
トレーダーズ・コンパス
11/28の日経平均をテクニカル判定
移動平均線
パラボリック
H&L転換
ポイント&フィギュア
総合判定
RSI
46.57
ストキャスティクス
43.72
騰落レシオ
104.67
移動平均乖離率
-0.13
総合判定
通常
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